姫路は、京都や大阪から西へ、新幹線で約30分~45分、在来線で約60分~90分のところにある城下町です。海外からは、最寄りの関西空港(KIX)の国際線到着フロア(1F)南出口正面の⑤番乗り場(姫路行き直通)に乗れば、約2時間20分でJR姫路駅に到着します。鉄道では、関西空港から、JR特急はるかと新幹線(新大阪で乗換え)を乗り継いで、約1時間15分です。往復割引券がお得です。


■ 姫路城
  http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle.html
  http://www.himeji-kanko.jp/contents/castle/history.html#ex02

 姫路城は日本の中で最も美しい城のひとつとされ、戦火にあうことなく、400年前の当時の姿をとどめている文化遺産です。その証しとして、1931年に国宝の指定(国宝四城の一つ、他に松本城・彦根城・犬山城があげられます)、1993年にはユネスコの世界遺産に登録されました。白漆喰であり、その姿かたちが白鷺の飛ぶ姿に見えることから白鷺城とも呼ばれます。
 平成21(2009)年から始まりました大天守保存修理工事がようやく終わり 平成27(2015)年3月27日にグランドオープンしました。
 姫路城の来城状況は下記ホームページをご参照下さい。
 http://www.himejicastle.jp/

 姫路城へは、山陽電鉄、または、JR姫路駅で降り、北口から大手前通りへ抜けるとすぐに、その雄大な姿が正面に望めます。駅から徒歩で約20分、城内の回遊に約1時間です。春は桜(4月6日は「しろの日」)、夏は薪能(8月上旬)、秋はお月見(9月中秋の名月)や菊鑑賞会(10~11月)など、四季折々の風情が楽しめます。


■ 好古園
  http://www.city.himeji.lg.jp/koukoen/

 1992年、姫路城の西御屋敷跡に造られた回遊式庭園※1で、姫路城を借景としている点が大きな特徴です。昭和60年以来の発掘調査で確認された西御屋敷跡・武家屋敷跡・通路跡の地割りを活かした9つの趣の異なった庭園群で構成されています。
 好古園は姫路城の西に隣接し、徒歩5分です。
※1 江戸時代に将軍・大名によって造られた日本庭園の一様式。なかでも、池を中心にその周囲に通路を巡らし、築山、小島、橋、茶室を配した池泉回遊式庭園が有名。


■ 書寫山圓教寺
  http://www.shosha.or.jp/

 書写山は姫路駅から北北西に位置する、姫路市内で一番高い山(標高370m)です。その上に建つ園教寺は1千年余り前に性空上人によって開かれた天台宗のお寺で、「西の比叡山」と呼ばれるほど寺格が高く、叡山、大山とともに天台の三大道場と称されています。
 境内には、大講堂、食堂、木造阿弥陀如来坐像など、多くの国指定重要文化財があります。自然とその中に点在する荘厳な建物との調和が注目され、トムクルーズ、渡辺謙、真田広之が共演した映画「ラストサムライ」の撮影に使われたことでも有名です。
  書寫山圓教寺へは、姫路駅から神姫バス「書写ロープウェイ行き」に乗り、約30分。そこから、ロープウェイで約4分です。往復セット割引がお得。


■ 日本よりも海外で知られている姫路駅。
  http://www.youtube.com/watch?v=wfnR9Yfasxg

 海外の動画投稿サイトで一躍有名になった姫路駅 新幹線プラットフォーム。時速300Kmで疾走する新幹線を身近で見ることができる。日本人が見過ごしてきた良いものを、海外の人が発見する良い例かも知れない。町興しもこんなところにヒントがあるのかも。一度その迫力を体験してみては。


■ ビルを貫く姫路市営モノレール跡
  http://www5b.biglobe.ne.jp/~ktnh/mono/index.html

 JRで姫路駅から岡山方面に向かうとすぐに、北側に途切れ途切れの華奢な高架橋が見えてくる。途切れ途切れという訳は、一部の桁が取り外されたり、一部はすっかり取り壊されたりして、到底、列車が走れる状態ではないからである。その華奢な構造から子供の頃に「どんな小さな列車が走るのだろう」と好奇心が湧き上がったことを思い出した。
 今から半世紀近く前、1966年(昭和41年)4月から6月まで、姫路大博覧会が開催された。途切れ途切れの高架橋は、博覧会の開催に合わせて造られた、姫路駅~手柄山駅(開催地)の延長1.8Km、全3駅の姫路市営 跨座式モノレールの遺構である。
 1966年に開業し、広畑延伸、市内環状線、果ては鳥取まで結ぶという壮大な計画を持ちながらも、利用者数が減少し、1974年に休業、その後、廃止となった。白鷺橋界隈の船場ビルに延伸計画の名残が見られる。

ビルの中にある大将軍駅 跡


今は無きレンガ造りの工場跡の
横を縫うモノレール橋脚
 姫路駅 中央改札口を北側に出て、西に10分ほど歩くと、ビル(UR都市機構の賃貸住宅)を貫く高架橋に出会う(上写真)。ビルの中に駅を作るという計画は、50年前としては構造的にも、法律的にもさぞかし斬新なものであったろう。駅下には映画館などの商業施設も造られたようだ。
 モノレール車両本体は手柄山公園内に静態保存されている。



■ 日本玩具博物館
  http://www.japan-toy-museum.org/
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%8E%A9%E5%85%B7%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8

 日本玩具博物館は1974年に開設された個人の収集による博物館である。しかし、国内にある、12ヶ所の主な玩具・おもちゃ博物館の中でも、ここは145カ国、8万点に及ぶ資料を誇る有数の施設である。手に触って遊べる玩具も用意されており、子供連れでも楽しめる。一部は販売も行われている。最近はちりめん細工の復興にも力を入れてようである。

周りの風景に溶け込んだ、博物館然と
していない白壁土蔵造りの外観


熊の太鼓叩き
(ロシア・モスクワ州の仕掛け玩具)
紐に吊り下げられた玉を回すように
揺り動かすと、二頭の熊が太鼓を
叩き、楽しく動き出す。
 古いおもちゃの動力仕掛けは世界共通であるものが多く、文化が大陸を跨いで面々と綿々と伝わっていった時間的・空間的な広がり、おもちゃの素材が木・土などの自然の物から紙、ブリキ、プラスチックへと人工物に移り変わっていった歴史に思いを馳せてみるのも面白い。
 また、地域によりおもちゃの色づかいに違いがあること、国の違いに関わらず古い玩具でも心を込めて丁寧に造られている(角にRが付けられている)ことに驚かされる。

 日本でこの玩具が初めて開発されたのは1915年のこと。その頃は非常に高価だったため普及しなかったが、1950年頃になってローソクの火だけで走るポンポン船が1/10の価格で登場すると、樟脳船と並んで、どこの夜店でも売られる人気玩具となった。
 製造業復興期に子ども達を科学的な好奇心へと誘ったこの素晴らしい発明玩具を、今一度、見直してみたいものです。
 皆さんもこの船がローソク1本だけで、水上を進むのか、考えてみてください。

ポンポン船(1950年代;日本)
 日本玩具博物館へのアクセスは、姫路駅からJR播但線に乗り換え、5つ目の香呂駅で下車、東へ徒歩15分。周辺の民家の中に溶け込んだ6棟の白壁土蔵造りの建物は風情がある。案内看板も少ないので、途中で道を尋ねるか、小さな森を目印にすると良い。途中には、民族資料館もある。

[注記] 正確を期するため、玩具の説明文は「日本玩具博物館」のホームページより抜粋しました。


■ 太陽公園
  http://www.taiyo-park.com/
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E5%85%AC%E5%9C%92

 社会福祉法人・寺院が経営する峰相山の山麓に広がるテーマパーク。「石のエリア」と「城のエリア」からなる。万里の長城、天安門、兵馬俑、磨崖仏、五百羅漢、凱旋門、イースター島モアイ像、ピラミッドやヨーロッパ風の白鳥城が見所。
 ディズニーランドやUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)などのテーマパークにはない、奇妙で独特な雰囲気を持つ。「千と千尋の神隠し」に出てくる油屋の町(台湾の九份がモデルと言われている)を再現すると、結構、似合うかも知れない。うまくすれば、現代の桃源郷か、ユートピア、はたまた、パラダイスに変身する可能性のある、妙に人を魅了する謎の多いテーマパークである。
 太陽公園へは、姫路駅から神姫バス「緑台行き」に乗り、約30分。「打越西」で下車、すぐ。

白鳥城(太陽公園) ※1

ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ) ※2
※1 白鳥城の写真は、「高画質 写真(入江表具店さま運営)」からお借りしました。
   (http://www.geocities.jp/y_11510/)この場を借りて謝意を表します。
※2 ノイシュヴァンシュタイン城の写真は、Wikipediaからお借りしました。この場を借りて謝意を表します。


■ あずきミュージアム
  http://www.gozasoro.co.jp/amuseum/index.html

 中国東北部が原産とされる小豆。主に日本と中国でしか食用とされていないらしい。日本では縄文時代の遺構から見つかっている。あずきミュージアムはつぶあん、回転焼きのメーカーが造った世界で唯一の「小豆(アズキ)」に関するミュージアム。レストランや販売店舗もある。
 また、隣には製あん工場も併設されており、火曜日・年末年始を除く、10時半と11時 の1日2回に工場見学を行っている。開始10分前までに現地集合とのこと。調理体験の催し(事前に申し込みが必要)も開催されている。
 あずきミュージアムへは姫路駅から新幹線高架沿いに東へ徒歩約15分、南側にある。


■ 姫路セントラルパーク
  http://www.central-park.co.jp/
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%AB%E8%B7%AF%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83
A9%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF

 日本で最初のサファリパークは、1975年の宮崎サファリパーク(1986年閉園)。姫路セントラルパークは1984年に開園し、サファリと遊園地からなる。夏季にはプール、冬季にはアイススケート場も開かれる。
 姫路セントラルパークへは、姫路駅 北出口にある神姫バス・ターミナルから、姫路セントラルパーク行き(74系統)に乗車し、終点「姫路セントラルパーク」バス停下車すぐ。小高い丘の上にある。


■ 明珍火箸
  http://www.kippo.or.jp/j/culture/indus/crafts/hyo.html

 19世紀より続く、姫路の代表的な伝統工芸品の1つで、その源流は鎧・兜の鍛造技術にさかのぼります。戦後、石油・ガス・電気の普及により火鉢・火箸の文化が急速に廃れ、存続の危機に見舞われました。しかし、努力の甲斐あって、その澄んだ音色と深い余韻が全国的に知られるようになり、冨田勲やスティービーワンダーなど国内外のミュージシャンからも絶賛されるようになりました。(SONYのマイクの音質検査にも使われているといわれます。)
 現在は火箸としてよりも、4本の火箸を組み合わせた風鈴や魔除けとされるドアチャイムとして有名です。兵庫県の伝統工芸品にも指定されています。




■ 姫路皮細工
  http://himeji.jibasan.jp/shop/56.html

4~5世紀頃、姫路地区で始まったとされる「姫革なめし」は、戦国時代末期から安土桃山時代にかけて馬具や鎧の材料に用いられ、「播州の白なめし革」として全国的に知られました。江戸時代以降には煙草入れなどの繊細な細工物が作られ、現在もブックカバーや財布、ハンドバッグなど、柔らかな風合いと高級感のため、幅広く愛用されています。

姫路皮細工


■ 姫路張子
  http://himeji.jibasan.jp/shop/58_41.html


姫路張子
 明治の頃、姫路城下に住んでいた豊国屋直七が大阪で製作技法を習得して帰り、作り始めたのが始まりと言われています。現在も、反古和紙を型に張り重ねて作るという昔ながらの伝統手法が継承されています。皆さまも、「張子の虎」(虚勢を張る人、すぐ首を振る癖のある人を意味する)でご存知ではないかと思います。


■ 播州毛鉤(西脇市)
  http://kougeihin.jp/crafts/introduction/miscellaneous-crafts/2987
  http://www.kansai.gr.jp/j/culture/indus/crafts/feather.html
  http://www.bantsuri.com/

 鮎釣りやフライフィッシュに用いられる擬餌針の一種。しかし、水生・陸生昆虫を単に似せただけではなく、針に、漆塗りや金箔張りを何度も繰り返しながら数種類の鳥の羽根を絹糸で括り付けていくという繊細な技と華麗な仕上がり。
 また、魚の喰い付きやすさという本来の機能を第一に考えて、季節・天候・時刻・水質・水深に応じて毛鉤の羽根の色を変えるなど、探求と改善の日々。わずか1cm上の芸術と言われ、愛好家に垂涎の的たる所以である。


■ Spring-8
  http://www.spring8.or.jp/ja/

 Spring-8とは世界でも最大・最高性能を誇る放射光研究施設です。「放射光」とは電磁波の一種で、高エネルギーの電子が磁場で強制的に曲げられると発生します。電子のエネルギーが高いほど、また急激に曲げられるほど、X線やガンマ線などの短波長の光を含むようになります。放射光は、ひじょうに明るく、指向性が高く、光の偏光特性を自由に変えられるなどの優れた特徴を持っています。
 Spring-8では、物質の種類、構造、性質をよし詳しく分析することができ、また、化学反応や物質変化を起こす起動力としても利用されています。皆様も、犯罪現場の遺留物質の特定に使われていることはご存知でしょう。
 Spring-8を管理する(財)高輝度光科学研究センターでは、企業の利用を誘致しており、国からの利用料助成制度もあります。また、各種の見学会も行われています。
 Spring-8へは、姫路から北西へ、「播磨科学公園都市」行きの定期バスで約1時間です。


■ 明石海峡大橋
  http://www.jb-highway.co.jp/information/h21.7.28kagakukan-top.html
  http://www.jb-honshi.co.jp/news/070605news-1.html
  http://en.structurae.de/structures/data/index.cfm?id=s0000001

 明石海峡大橋は、橋の全長(※1)3911m、中央支間長(※2)1991m、主塔(※3)の高さは海上から約300m(水深はさらに50m以上)の世界最長の吊り橋です。12年の歳月をかけ、1998年に完成しました。建設途中の1995年には、M7.3、最大震度7の阪神・淡路大震災がほぼ直下で起こりましたが、橋への被害はなく、地盤のズレにより橋の長さが1m長くなりました。
 夜間には、季節・時間などにより七色に変化するライトアップがなされています。
http://view.adam.ne.jp/setoy/pic/kobe/akasi.html のサイトでは塔頂から360度の実況映像(ライブカメラ)が居ながらにして楽しめます。
 本州側の橋には、車道下の橋桁内(海上から約50m)に遊歩道「舞子海上プロムナード」(有料)が設けられており、屋根のない展望広場、眼下の海や船を眺めながら立つことができるガラスの床や丸木橋があります。また、「明石海峡大橋ブリッジワールド」ツアーにて要予約、入場制限あり)に参加すれば、300mの塔のてっぺんやアンカレッジ(※4)の内部を見学できます。また、周辺には、橋の科学館、孫文の記念館となっている「移情閣」、人工の海水浴場や松林の美しい舞子公園、アウトレットモールなどの見所があります。

 明石海峡大橋へは、姫路から東へ電車で約40分、JR舞子駅、または、山陽電鉄 舞子公園駅で下車して、徒歩、数分です。

※1 橋の継ぎ目(ジョイント)から継ぎ目までの距離。
※2 2本の主塔間の距離。
※3 海の中にそびえる2本の塔。日本国内では東京タワーに次いで高い。
※4 直径 約1mのケーブルにかかる荷重を支えるために、両岸の強固な地盤に設けられた概ね一辺50m以上のコンクリートの重し。


■ 姫路ビジネスサテライト
  http://www.biz-himeji.net/

 姫路地区で元気印の企業が紹介されています。ハヤカワ電線工業も紹介されました。また、ビジネスの拠点として姫路へ企業進出する場合の支援・優遇制度の紹介がされています。


■ 播磨国際協議会
  http://www.himeji-hic.net/

 姫路とその周辺の播磨地区の企業や個人を中心として、海外への事業展開や海外とのビジネスで直面するトラブル解決や情報交換、および、会員相互のネットワーク作りを推進している団体です。定期的なイベントやセミナーの開催、他の地域の団体との交流が行なわれています。2008年には播磨地区で初めての本格的な展示会「国際ビジネスフェア in 姫路」を開催しました。ハヤカワ電線工業も設立当初から会員となっています。


■ 灘のけんか祭り
  http://www.nadamatsuri.jp/index.html

 10月14日と15日には、華やかさと勇壮さで有名な「灘のけんか祭り」が行われます。3基の神輿の練り合わせ(ぶつけあい)、7台の絢爛豪華な屋台の練りが観衆を魅了します。ちなみに、神輿と屋台の違いは、神輿は神社にあり神様の乗り物、屋台は各村々が所有し人が乗るものだそうです。
  「灘のけんか祭り」は姫路沿岸部の松原八幡神社を中心に、周辺市町村ごとに行われます。


■ 姫路周辺のうまいもん(案内所)
  http://www.e-himeji.com/index.htm
  http://www.himeji-kanko.jp/
  http://www.jibasan.or.jp/bansankan/bansankan.html

 姫路にうまいもの数々あれど、「姫路おでん」に「えきそば」「地酒」。酒の肴に「イカナゴのくぎ煮」、「播州そうめん」、「焼アナゴ」、「アーモンド・バター」。
 詳しいことを知りたければ、姫路駅 中央改札口を出て右斜め方向にある「姫路観光ナビポート(姫路市観光案内所)」がおススメ。色んな情報を教えてもらえる。姫路城のゆるキャラ「しろまるひめ」に会えるかも・・・。また、中央改札口を左手、南口を外へ出て、右に折れると、正面に「じばさん(地場産業)ビル」がある。素敵なお土産品が見つかるかも・・・。

【注記】 金魚の背景は、「フリー素材屋(青野ヨーコ様運営)」(http://miracle-page.jp/)からお借りしました。ここに謝意を表します。